Frame specification

6-4スパイラルチューブ・ディスクモデル

  • Ti-6Al-4V ワンピース ヘッド・シートトップ・リアエンド
  • Ti-6Al-4V スパイラル シート・ダウンチューブ
  • Ti-3Al-2.5V シームレス トップチューブ・シートステー
  • Ti-3Al-2.5V スパイラル チェンステー(R)・シームレス チェンステー(L)
  • Ti-6Al-4V ボトムブラケットPF-30/T47(※オプション)
  • フラットディスクマウント スルーアクスル(M12xP1.5x142)
  • シートポスト Φ31.6
  • Tiシートクランプ
  • 重量:1440g( ※48cm)

3-2.5スパイラルチューブ・ディスクモデル

  • Ti-6Al-4V ワンピース ヘッド・シートトップ・リアエンド
  • Ti-3Al-2.5V スパイラル シート・ダウンチューブ
  • Ti-3Al-2.5V シームレス トップチューブ・シートステー
  • Ti-3Al-2.5V スパイラル チェンステー(R)・シームレス チェンステー(L)
  • Ti-6Al-4V ボトムブラケットPF-30/T47(※フルインターナル仕様のみ)
  • フラットディスクマウント スルーアクスル(M12xP1.5x142)
  • シートポスト Φ31.6
  • Tiシートクランプ
  • 重量:1445g(※48cm)

Technology

One-Piece 6-4 Titanium Lugs

Neo Cozmaの高剛性を司る6-4チタン製ラグは極薄肉で高い耐衝撃強度が要求されるゴルフクラブのドライバーヘッドにも使用される精密鋳造技術で製作されています。
ヘッドチューブとBBシェル内面は高精度で仕上げられ回転部の滑らかさと耐久性を高めています。

Slipless Processing

シートラグ内面はマシニングによりスリップレス加工が施されカーボンシートポストとの組み合わせでも確実な固定力を発揮します。

Titanium Spilar Tubing

Neo Cozmaの高反発力と制振性を司る革新のチューブ。
チタンの薄肉シート(0.8mm)を螺旋状に成形して精密溶接で造管。
大きな捻じりと曲げ応力を受けるダウンチューブ、シートチューブ、右側チェンステーに使用しています。

注)6-4スパイラルチタンチューブは薄肉化するために表層が研磨され熔接痕は視認できません。

2010年度グッドデザイン賞を受賞

高強度ゆえに引抜加工で造管が不可能である6-4チタンで高張力1300Mpaのスーパーチューブ。
素材加工技術デザインとして、その独創性と発展性が評価されて2010年度日本グッドデザイン賞を受賞。

Smooth & Full Penetration Welding

一般的なビード溶接では接合部内部にチューブの端面が残ることで欠陥が生じるリスクがあります。
T&Kではチューブ端面を残さない完全貫通溶接を行うことで溶接部の信頼性を高めています。
熟練工の手により溶接部分の全てに施され応力分散を考慮したスムースで美しい局面を持つフィレット形状に仕上げています。

Integrated Cable Entrance

チタン製内蔵ケーブルエントランスはフレーム外観との親和性を維持するために熟練工の手により一つ一つスムーズ溶接されます。
使用パーツに対応したエントランスの数量や位置変更などのカスタマイズにも対応しています。
ヘッドチューブにはケーブルの接触を防ぎ空力に優れる形状が採用されています。

Ti64 Hollow Dropout & Through Axle

世界初となる64チタン中空構造ドロップアウト&ディスクマウントを開発しました。
これによりエンド部剛性強化と軽量化がされています。

Universal Derailleur Hanger(UDH)

ディレイラーハンガー部には互換性と補修の容易さに優れたユニバーサルディレイラーハンガーを採用しました。

Lever Retracttable Through Shaft

スルーアクスルにはコンパクトで確実に固定できるレバー格納式を標準装備しています。

Titanium Front Fork

美しいエアロバイオニックフォームを持つフルチタン製フロントフォーク。
6-4チタンパーツと3-2.5シームレスフォーミングブレードとの溶接箇所すべてをスムーズ加工しています。
剛性と制振性をか兼ね備える革新のフロントフォークです。
フォークブレードとドロップアウトをシェイプアップし、T&K従来品より40gもの軽量化にも成功しました。
欧州ロードバイク安全基準EN14781をクリアしています。

Flat Disk Mount

Full Internal Cable Routing

※フルインターナル仕様はオプションです

ケーブル類を完全にフレーム内に格納するシステムです。
ケーブル類をハンドルステムのエクステンション内部からフォークコラム内に通します。 コクピットパーツの幅広い選択肢と互換性が保持されるよう考慮しています。

Geometry

Neo Cozmaのジオメトリーはアジアンライダー向けにデザインされたコンパクトなショートヘッドとセミホリゾンタルトップチューブを基本に構成されています。
ロングフォークコラムと組み合わせることで欧米ライダーを基準にしている海外ブランド車のジオメトリーと比較してより幅広いポジションセッティングが可能となるように考慮されています。
32C幅のタイヤまで装着可能なフレームです。

Geometry By ModelNeo Cozma Disk
Max Tire width 700x32C
FRAME SIZE SML
Ⓐ Seat tube length 490510535
Ⓑ Effective Top tube 525539557
Ⓒ Head tube length 115120130
Ⓓ Head tube angle 71°71.5°72°
Ⓔ Seat tube angle 74°73.5°73°
Ⓕ Chainstay length 415415415
Ⓖ Wheel base 9879931003
Ⓗ Stack height 449456467
Ⓘ Reach 375383393
Ⓙ BB drop 707068
Ⓚ Front center 580588598
Ⓛ Fork offset 454545

Finishing

Raw Finishing

フレームの生地を物理的研磨方法により仕上げています。
塩水に浸しても錆びない優れた耐食性を持つチタンならではの表面処理です。

Mirror Finish【ミラーフィニッシュ】
チタンに可能な最上級の鏡面仕上げをフレームの隅々まで施した逸品。
貴金属特有の柔和な輝きを纏います。
研磨作業にはのべ3週間近くの作業工程を要します。
Burnish Finish【バーニッシュフィニッシュ】
ワイヤーブラシによって丁寧に研磨した表面処理です。
スペースシップを彷彿させるようなチタン特有の金属質感が表れる最も地金色に近いしあげです。
Matt Finish【マットフィニッシュ】
高速ショットピーニング加工により応力を除去してさらなる耐久力と強度をチタンに与える表面処理です。
渋く落ち着いたグレーカラーの硬貨層が変形を抑制して剛性感は高くなります。

※ Spiral Tubing

フレームチュービングの選択において6-4チタンと3-2.5チタンではダウンチューブとシートチューブの外観に明確な違いがあります。
3-2.5チタンではチタン表面にスパイラル状熔接痕が視認できますが、6-4チタンではチューブを肉薄化するために研磨され熔接痕は視認できません。
但し、いずれのモデルも右チェンステーは3-2.5チタン合金製スパイラルチューブが使用されていますので熔接痕は視認できます。

Rigidity

Neo Cozmaはブレーキシステム、ダウンチューブとシートチューブのチタン合金材質、ケーブルルーティング、フロントフォーク材質、フレーム仕上の選択が可能です。
ブレーキシステム、チューブ材質、フレーム仕上の選択によっては乗車感が異なり使用目的やライダーの力量に対応できる発展性と柔軟性を持ちます。

チュービングと表面仕上げの選択によりフレーム剛性(たわみにくさ)とたわんでから元に戻ろうとする弾性力(バネ性)が異なることで乗り味が変化します。
6-4チューブと3-2.5チューブ単体では高張力に約30%の差があり大きな力を加えた場合、6-4チューブの方がより強い弾性力が体感できます。
仕上においてはマット仕上は高速ショットピーニングによるナノ硬貨層形成と表層の残留応力により弾性力は同じでも表層の変形が抑制されるためミラーポリッシュやバーニッシュより剛性感が増します。

フレーム剛性

Disk Model

6-4 Disk
Matte Finish

6-4 Disk
Mirror &
Burnish
Finish

3-2.5 Disk
Matte Finish

3-2.5 Disk
Mirror &
Burnish
Finish

Caliper Model

6-4 Caliper
Matte Finish

6-4 Caliper
Mirror &
Burnish
Finish

3-2.5 Caliper
Matte Finish

3-2.5 Caliper
Mirror &
Burnish
Finish