Neo Cozma User's Report

ロードバイク(Power crank + Neo Cozma)で日本一周を完遂された片山弘志氏より機材についてのレポートを送っていただきましたのでここに掲載させていただきます

60歳になって退職したのを機に、以前から考えていたロードbikeでの日本一周を実行した。

  • 一番のこだわりは、左右独立クランクpower-cranksで一周を完遂する事。
    そのメインの骨格・ボディーとなるフレームに、スマートコグのT&K Neo Cozmaを選択した。
    ちなみに、チャレンジを知って応援してくださったり、途中でディレーラーハンガー製作を依頼したりしたが、フレーム供給されたとかは一切なく定価で購入。
    忖度なしのレポートです。

  • 今回、Neo Cozmaのレポートをするにあたって、タイムやワット数などの数値での比較データはありません。
    数値でのデータがあるとすれば、日本一周/計183日、台風などの宿停滞、蜂窩織炎での入院、パワークランク故障交換による帰還、ワクチン接種での大阪停滞など、走らなかった日を除くと152日/累計13920kmを、Neo Cozma号で完走を果たしたという事実。
    ロードバイクなのでほとんど舗装路を走行したが、舗装路の路肩巡行、港・峠・農道巡行での路面というのは想像以上に酷くて過酷。
    全く気を抜くことができない振動実験を毎日繰り返しているようなものだった。

  • Neo Cozmaは、チューブ素材/ブレーキ種/フレーム仕上げ/フォーク種/ケーブルルーティングに対応してくれるが、私は6-4スパイラル/ディスク/ワイドジオメトリー/バーニッシュフィニッシュ/チタンフォーク/Lサイズ(53cm)/ブレーキワイヤーのみ内蔵加工を選択。

  • 現在所有のロードbikeは、TREK5500カーボン、エディーメルクスのクロモリ、AMANDAの80tカーボン(リアはクロモリ)、TIGのチタン、キャノンデールSLATE。所有bikeは皆キャリパーブレーキロードだったので(SLATEはディスクモデルだったがどちらかというとクロスバイク)、日本一周bikeは雨走行と快適な巡行を鑑みて、純ロードのディスクモデルを自分の好きなパーツで組みたかった。
    始め、TREKの前後サス構造内蔵/ドマーネを検討したが、いつもお世話になっている埼玉のPOWER-COOPにあった、スパイラル構造という唯一無二のNeo Cozmaに一目惚れ。

  • フレーム重量を最近の超軽量カーボンフレーム・フォークの重量と比較すれば、フレーム1500g(リアスルーアクスル、シートクランプ込み)、チタンフォーク535gで2倍はある。
    フルオーダーではないが、内臓処理やマットガード取り付け時のクリアランスなどの加工に関して、レスポンス良くメールで回答して、要求通り加工してもらえた。

  • ワイドタイヤ対応モデルを選択。
    はじめ、25Cタイヤをつけて試走してみたが、やはり日本一周のロードバイクパッキングには28Cがベストと考え、装着してみたとことクリアランスは大丈夫。
    結局、コンチネンタル/ボントラガー/ピレリと3銘柄の28Cタイヤに履き替えたが、問題なかった。

  • 1万km/100日を超えるような日本一周ライドでは、予期せぬbike転倒は必ずあると言っていい。
    幸い、最大限注意していたので走行中の事故や落車はなかったが、強風による降車中のbike転倒、重い荷物によってバランス崩しての立ちコケには何度もあった。
    フルキャンプ路線の総重量5?60kg路線ではなかったが、総重量23kgのbikeパッキングでも普通のロードバイクとは違う操作になる。
    しかし予期せぬ横からの衝撃でも、金属チタンフレームはビクともしなかった。
    今回、ディレイラーは日本一周では禁断のデリケートな電動ワイヤレスディレイラーを使用したが、アルミ製のディレイラーハンガーが転倒すると曲がるので衝撃を吸収して守ってくれたとも言える。 ただし,幾度となくディレイラーハンガーを曲げたため、流石にディレイラーガードをつける事にした。 市販のものを取り寄せたが、スマートコグ製のものが一番強度は高かった。 結局その後もbikeの転倒は数回あったが、その度に守ってくれた。

  • 特筆すべきはチタンフォーク。
    私は元来カーボンフォーク信奉者で、AMANDA/TIME/TREK/グラファイトデザインと、どのカーボンフォークも素晴らしかったが、このチタンフォークはカーボンより無論重量はあるが、これらと全く遜色ないどころか、振動吸収性にも優れ、路面状況もよくわかり、安心感があった。
    日本一周中は、もっと真面目に路肩舗装しろよ!と突っ込みたくなるようなひどい路肩を13,920kmの半分以上は走行し、時には不注意からとんでもない段差にこれはヤバいかもという衝撃を受けたが、いつもしっかりいなしてくれた。
    チタン車は、TIG(カーボンフォーク)も所有しているが、より懐深くチタンという金属を感じられる。
    ポジションやサドルとの擦れ、長いヒルクライムによる疲労はあったが、bikeの「体幹」からくる疲労というのは感じず、いつも身体を路面から守ってくれている感じがした。

  • 連続で14,000km近く走り、その1/3は雨天泥走行で、鉄部品(ネジ類が多い)は錆び、アルミ部品はかなり白濁したりくすんだりした。
    Neo Cozma はチタン無塗装仕上げなので、当然、塗装剥がれや表面のシミ等は無く、フレームバックなどとの擦れで少し磨かれたような部分等は、無塗装ゆえに手持ちのmotor bike用の磨き剤で磨くと、新品同様のように綺麗になった。

2022/10/24
片山 弘志
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